米フロリダ州に本拠を置く電気自動車(EV)充電設備開発・充電スタンド運営会社のEVLOMOは3日、5,000万米ドル(約53億6,500万円)を投じて、タイで充電スタンドのネットワークを整備する計画を発表した。タイ政府のEV産業支援などによって、今後のEV普及が見込めることからタイで事業を展開する。
タイでは、関連会社のEVLOMOテクノロジーズを通じて、国営石油PTTの子会社で給油所・小売り事業を手掛けるPTTオイル・アンド・リテール・ビジネス(PTTOR)や運送各社と提携して事業を進める。PTTORの給油所や運送各社の配送センターなどにスタンドを設置する。各スタンドには、EVLOMOが開発した高速充電設備「DCファスト・チャージャー」を設置する。充電器は、最大出力電流が350キロワット(kW)で、主要なEVの全モデルに対応する。
今月末までに1カ所目を設置して、5月に全国展開を開始する。向こう5年で、1,000カ所を目指す。一般家庭向けにも充電設備を提供する。
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