カンボジアで3日、新たに31人が新型コロナウイルスに感染したことが確認された。うち28人は首都プノンペンが発生源となったクラスター(感染者集団)に関連したもので、同クラスターの感染者は402人に拡大した。クメール・タイムズ(電子版)が4日伝えた。
クラスター関連の感染者のうち10人はプノンペン、18人は南部シアヌークビル州で確認された。
これを受けてシアヌークビル当局は4日、同日から州をまたいだ移動を禁止すると発表した。他の州からの入境も認めない。期間は明らかにしていない。
クラスター以外で感染が確認されたのは、2日にシンガポール経由でカンボジアに到着したインドネシア人3人だった。
プノンペンのクラスターは2月20日に明らかになった。ダイヤモンドアイランドのクラブ「N8」が発生源とされ、中国人を中心に感染が拡大している。
カンボジアの累計感染者数は、3日時点で909人。国籍別ではカンボジア人が410人、中国人が329人などとなっている。これまでに484人が回復した。
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