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JFE、近畿大らとバイオ燃料の実証試験

JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は3日、シンガポールにある同社製の廃棄物焼却炉で、次世代型バイオマスリサイクル燃料「バイオコークス」を使った実証試験を行うと発表した。近畿大学と南洋理工大学(NTU)の3者で、2021年5月~22年10月に実施する。

バイオコークスは、近畿大の井田民男教授の研究チームが開発した次世代燃料。多種のバイオマスを原料とし、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に寄与する燃料として注目されている。

今回の実証実験は、シンガポール国家環境庁(NEA)が公募した事業となる。3者は、国家環境庁の補助を受け、シンガポールで未利用となっている汚泥系バイオマスや木質系バイオマスからバイオコークスを製造。南洋大が所有するJFEシャフト式ガス化溶融炉で、廃棄物を溶融処理する際の燃料の一部として、バイオコークスを活用する実証試験を行う。

JFEシャフト式ガス化溶融炉は19年の完工。処理された廃棄物は合成ガス化されて電力として利用されるほか、スラグ(砂状の無機物)や金属類などリサイクル可能な物質に変換される。スラグは金属の製錬や廃棄物処理の過程で生まれる副産物で、建設資材などに用いられている。

JFEエンジニアリングはこれまでも、南洋大とともに同溶融炉でさまざまな実証試験を行ってきた。日本では近畿大とバイオコークスを利用した同様の実証試験も手掛けてきたという。

JFEエンジニアリングは声明で、「3者での実証事業を通じ、エネルギーの地産地消の実現と、未利用バイオマスを有効活用した廃棄物処理技術の確立を目指し、循環型社会の形成に貢献したい」と説明した。


関連国・地域: シンガポール日本
関連業種: 化学電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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