タイ地理情報・宇宙技術開発機構(GISTDA)は、山火事や野焼きが発生しているとみられる高温の場所「ホットスポット」が2月28日時点で全国4,504カ所で確認されたと発表した。多くは北部と西部に集中しており、風の強くない日が続いて大気汚染や煙害が発生しやすくなっているとして注意を促した。2日付プーチャッカーンが報じた。
発生場所の内訳は、保護林・保全林が3,528カ所、一般農地が382カ所、農地改革事業用地(ソーポーコー)が338カ所、人口密集地・その他が239カ所、国道沿いが17カ所。保護林・保全林は主に山火事、農地は野焼きによるものとみられる。
ホットスポットの大半が北部と西部に集中しており、県別で最も多かったのが西部カンチャナブリ県の646カ所。北部ランパン県の465カ所、ターク県の344カ所がこれに続いた。南部は非常に少なかった。
近隣国ではミャンマーで4,398カ所、カンボジアで1,187カ所のホットスポットが確認されており、国境部のホットスポットは風向き次第でタイに大きな影響を与えるとして警戒を呼び掛けた。
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