今月初めにツイッターで「コロナ禍をバリ島で優雅に過ごそう」と呼び掛けた米国人が国外退去となった。「同性愛者も歓迎!」と呼び掛けて「地元住民を不安にさせる情報を拡散した」のが処分の理由という。最近ではロシア人も、昨年末にバリ島で主催したパーティーの様子を会員制交流サイト(SNS)に投稿し、「衛生規律に違反した」として退去処分となった。
両者に共通しているのは、ITを活用して仕事をしながら旅をする、いわゆる「デジタルノマド」だったということ。観光ビザで入国し、企業に属することなくパソコンからSNSを通じて「稼いでいる」ことも追放の一因だったと言われている。
それにしてもパソコン1台で優雅にバリ島で生活できる自由人とは、宮仕えから見ればうらやましい。ただ自由が度を超すともめ事を生む。何事もほどほどに。(角)
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