上海では週末、新型コロナウイルスの新規感染報告が続いた。外出すると、いつもよりも人通りが少ないように感じた。久しぶりの雨のせいか、それとも感染を警戒してだろうか。
行きつけの美容院では、数人の中国人客が予約をキャンセルしたという。「市内で感染者が出たからだそうですよ」。通っているスポーツジムでも、インストラクターがマスクを着けるようになった。ただ彼らは旧正月に帰省する予定に変更はないらしく、「親戚一同が集まるのは年に一度だから、それまでに感染しないように気をつけないと」と話す。
上海では昨年11月にも浦東空港エリアで感染者が確認されたが、今回は市中心部で、有名な観光地にも近い。1日の感染者数は数人にとどまっているが、市内にはどこか緊張感が漂う。
旧正月の7連休まであと2週間あまり。感染拡大を防ぐには、今が正念場だ。(佳)
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