インドの食事宅配サービス大手スウィッギーは、携帯端末向けのアプリを通じた食料品や雑貨の受注仲介・配送サービスを停止した。独自サービスの拡大に向けた準備とみられる。タイムズ・オブ・インディア(電子版)が20日に伝えた。
サービスは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って「ジニー」ブランドで導入されていた。マーケットプレース(市場)モデルで、実際に商品を販売するのは利用者が選択した商店だ。スウィッギーは一方、独自の食品・雑貨向け配送サービス「インスタマート」を立ち上げており、仲介サービスを停止してインスタマートを拡大させる考えのようだ。
インスタマートは、現在は北部グルガオンと南部ベンガルール(バンガロール)の2都市で利用可能。45分以内に届く速さが売りだ。ある業界幹部は「状況の正常化に伴い、食事宅配アプリで食品や雑貨を注文する人の数は減少傾向にある」と背景を説明している。
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