トヨタ自動車の金融統括会社、トヨタファイナンシャルサービス(名古屋市)傘下のトヨタ・キャピタル・マレーシアは18日、毎月一定の料金を支払う事で自動車を利用できる、サブスクリプションサービス「キントワン」を開始したと発表した。東南アジアでは、シンガポール、タイ、インドネシア、フィリピンに続き、5カ国目となる。マレーシアでは、世界で初めてイスラム金融方式の支払いに対応する。
キントワンは、トヨタの小型セダン「ヴィオス」、小型ハッチバック「ヤリス」、セダン「カローラ」といった12車種から車両を選べ、契約期間は2年か3年となる。
料金は車種や期間に応じて設定されており、「ヤリス」の場合、個人による3年契約で初回月が3,691リンギ(約9万4,800円)で、残る35カ月間は毎月1,678リンギとなっている。料金には保険や道路税(日本の自動車税に相当)、車両のメンテナンス費用などが含まれる。年間の走行距離は3万キロメートルまでで、それを超えると1キロごとに追加料金となる。
トヨタ・キャピタル・マレーシアの担当者によると、個人と法人の両方がターゲットとなる。個人については、常に最新モデルに乗りたい人や、2~3年など滞在期間が限定されている駐在員などのニーズに応える。
同担当者は「自動車のサブスクリプションサービスはマレーシアでは新しいサービスなため、時間をかけて普及させたい」と語った。
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