インドネシア有数の観光地、バリ島。その名所の一つであるウルワトゥ寺院に生息するサルたちは手癖の悪さで有名だ。訪れる観光客のサングラスやバッグ、さらには携帯電話までをさっと奪い取り、見返りに食べ物を要求するという。
このサルたちだが、何を盗めばより多くの食べ物を得られるのか自分なりに学習していたことが、英王立協会の論文で明らかになった。例えば帽子よりも、携帯電話などの高価な電子機器を盗んだ方が、より多くの食べ物をもらえると理解しているのだという。サルたちはどこで何を見て、こんなことを学んだのか。その辺はあまり触れずにそっとしておこう。
1月に入ってからジャワ島とバリ島で新型コロナ対策の行動制限が再び強化され、国内旅行の条件がまた厳しくなった。バリのサルたちは手ぐすね引いて、次の獲物を待っていることだろう。(角)
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