韓国大型スーパーマーケット大手のEマートの2020年売上高(単独)は15兆5,354億ウォン(約1兆4,695億円)と、前年比5.9%増加した。新型コロナウイルス感染症による巣ごもり消費の拡大で食料品や生活必需品の需要が増え、年間売上高は初めて15兆ウォンを突破した。
事業部門別の売り上げ増加率をみると、倉庫型店舗は23.9%増と大きく増えたほか、専門店は15.0%増、大型スーパーは1.7%増と軒並み伸びた。
Eマートは昨年、コロナ禍でも店舗の閉店は行わず、大型スーパー全国9店舗の全面リニューアルを通じた戦略が奏功した。昨年リニューアルした月渓店(ソウル市芦原区)は、その後の売り上げが毎月2桁以上増えたほか、12月にリニューアルオープンした5店舗の売り上げも9.8%増となった。
Eマートのほか、新世界グループの電子商取引(EC)サイト「SSGドットコム」やコンビニエンスストア「Eマート24」なども善戦が見込まれており、連結決算も過去最高を記録する可能性が高い。
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