「夕食はマグロとアボカドのスシにしたよ」――スマホ画面の中から、インド人の友人が言った。宅配専門のすし店が200ルピーで届けてくれるという。日本通の友人。もう1年も日本に行けていないことが悲しい、と漏らす。
台湾では「旅行に行けない代わりに日本の食品を味わおう」という消費者が増え、日本食品の台湾向け輸出が増えているらしい。タイの日本食レストランの数も昨年1年で13%増えたというから、コロナ禍でも日本食の普及は着々と進んでいる、と言って良さそうだ。
昨年はインドでも、「カレーハウスCoCo壱番屋」の1号店が開業して注目を浴びた。すしの宅配・テークアウトチェーン「スシ・アンド・モア」は12月の売上高が過去最高に達し、大みそかには巻きずしが300本以上売れたとか。日本食を食卓の定番、外食の定番とするインド人はきっと、増え続けるに違いない。(天)
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