ドイツの自動車大手BMWは12日、2020年における中国でのBMW、ミニブランド車の販売台数(納車ベース)が前年比7.4%増の77万7,379台になったと発表した。ヨハン・ゴーラー中国地区総裁兼最高経営責任者(CEO)は「中国は国を挙げて新型コロナウイルスの防疫と経済の回復という両面で卓越した成果を上げた。BMWも中国と歩調を合わせ、事業の成長とデジタル化を進めた」とコメントした。
20年の販売のうち、スポーツタイプ多目的車(SUV)「X」シリーズは12.3%増の約32万3,000台となった。内訳は「X3」が13万4,000台超、「X5」が4万3,000台超。「5」シリーズは全体で前年並みの17万台超、「3」シリーズは28.6%増の16万7,000台だった。
新エネルギー車(NEV)販売は約3万台で、中国での累計NEV販売は9万台近くとなった。高級プラグインハイブリッド車(PHV)市場では半数以上のシェアを占めるという。今年は中国で電気自動車(EV)のSUV「iX」とセダン「i4」を発売する。
またBMWは20年末までに全国で30万基の公共充電ステーションを設置した。
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