シンガポールの金融最大手DBSグループ・ホールディングスは7日、社内にデジタル技能訓練校を開設したと発表した。IT技術者約5,000人を訓練するほか、研修制度を利用して就業中の200人にも受講機会を与える。従業員のIT技能を向上させ、将来に備える考えだ。
訓練校の名称は「DBS未来テックアカデミー」。ウェブサイトの信頼性に関するエンジニアリング、データ処理・解析、アプリの安全性対策の3つを柱に研修プログラムを設ける。
向こう12カ月で、さらに研修テーマを増やす方針だ。社外の専門家を招いたり、社内で開発したコンテンツや認証制度を活用したりする。
約200人の研修生については、希望進路・キャリアにかかわらず、訓練校での研修プログラム受講を認める。DBSへの正式な就職も、他社への転職でも自由に選べるようにする。
社内に技能訓練校を設置することで、自社の人材が常に最先端の技能を習得できるようにし、時代に合わせた銀行サービスを提供し続けられるようにするのが狙いだ。
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