インドネシアの携帯電話サービス最大手テルコムセルは３日、2020年のクリスマスから年初までのデータ通信量が、前年同時期の53％増の36.6ペタバイト（１ペタバイ…

インドネシア

インドネシアの携帯電話サービス最大手テルコムセルは３日、2020年のクリスマスから年初までのデータ通信量が、前年同時期の53％増の36.6ペタバイト（１ペタバイト＝100万ギガバイト）だったと発表した。新型コロナウイルスの影響で外出を控える人が増えたため、オンラインサービスの需要が増加した。
用途別で最も通信量が多かったのはソーシャルメディアで全体の30％を占めた。これに動画のストリーミングサービスが28％、メッセージ送受信やビデオ通話などコミュニケーションサービスが20％で続いた。
電子商取引（ＥＣ）は全体の２％だったものの、通信量は前年同時期から27％増と最も高い伸び率だった。伸び率ではこのほかコミュニケーションサービスが18％増、ブラウジングが17％増と堅調に伸びるなど、多くの用途の通信量が増加した。
一方で従来型サービスに当たる音声通話の通話時間は合計で約９億分と、前年同時期から18％減少した。ショートメッセージ（ＳＭＳ）は３％増の６億1,200万通だった。
アプリ別で最も通信量が多かったのはチャットアプリ「テレグラム」。これに動画配信サービスの「ネットフリックス」「マックスストリーム」、動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」が続いた。テルコムセルは昨年７月、４年半ぶりにネットフリックスのコンテンツ配信を再開した。
地域別で通信量が最も増えたのは国内西部のアチェ州・北スマトラ州で21％増加した。２位は中ジャワ州で18％増だった。
５日付インベストール・デーリーによると、マレーシア系の携帯通信大手ＸＬアクシアタは、昨年12月24日～１月２日の通信量が平常時に比べて15％増加した。音声通話は６％減、ＳＭＳは２％増だった。通信サービス大手インドサット・オーレドゥは１日の通信量が平常時より35％増加した。
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