マレーシアゴム手袋生産者協会(MARGMA)は22日、ゴム手袋の供給不足が2022年第1四半期(1~3月)まで続く見通しを示した。このため、新規顧客向けの在庫を保有しているなどと説明する企業には、詐欺行為の疑いがあるとして、バイヤーに注意を呼び掛けた。
スプラマニアム・シャンムガム会長によると、現在、同協会加盟企業への発注から納品まで6~8カ月以上を要している。このような状況下で、納品可能と偽った詐欺行為が散見され、同協会は今年6月以降、断続的に警告を発するとともに、関係機関と連絡を取り、当局が取り締まりを実施してきた。そうした取り組みにもかかわらず、購入者がオンライン取引で商品を受け取れなかったり、欠陥品が届いたりして、商品代金をだまし取られるケースが相次いでいるという。
同協会によると、詐欺の主な手口は、▽代理業者やメーカーから割当枠を獲得しているとかたる▽倉庫に在庫があるように見せかける▽将来の注文を確定させるために保証金の前払いを要求する▽品質の虚偽提示▽欠陥品の発送▽メーカーのブランドを無断使用した包装――などだ。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。