タイで米ドーナツチェーン「ダンキンドーナツ」を運営するゴールデン・ドーナツ(タイランド)は、今年の純利益が前年比で30%以上拡大するとの見通しを示した。新型コロナウイルス感染症の流行で売上高は約10%減少するが、コロナ対策を進めたことが奏功しているという。22日付プーチャッカーンが報じた。
ダンキンドーナツの今年の店舗増設・販促費は7,000万~8,000万バーツ(約2億3,960万~2億7,400万円)。通常店を30カ所以上増設したほか、既存店20カ所以上を改装した。またコロナ対策として移動販売車両「フードトラック」4台とキオスク10店を開設し、これが減収の歯止めと運営コストの削減につながった。一方、不採算店15~18カ所は閉鎖し、現在の店舗数(フードトラック・キオスクは除く)は296カ所となっている。
来年も今年同様7,000万~8,000万バーツを投じ、通常店を60カ所以上増設するとともに、フードトラックとキオスクの出店も継続する。
タイのドーナツ市場は33億バーツ規模。ダンキンのシェアは32%で国内2位となっている。
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