タイの一部の高校生は1日、私服で登校した。高校生らが構成する団体「バッドスチューデント」が、教育改革の一環として政府に求めている制服廃止を支持するためだ。これに対して、近頃の高校生は反抗的だと眉をひそめる大人は少なくない。
制服を巡っては、長きにわたり世界中で議論されてきた。タイでは学校ごとに襟の色やボタン、ベルト、バッジのデザインが異なり、どこの学校に通っているかが一目で分かる。大学にも制服があり、一昔前は誇らしげに制服を着る学生が多かった。しかし、近頃の若者は変わりつつあり、「制服着装=個性の抑制」との考え方が強まっている。
制服を着ることで見た目に関するいじめを防げるといったメリットもある。だが、制服着装が学業に直接影響を与えるとは考えにくく、個人的にはおのおのが好きな格好で授業を受ければいいのではないかと思う。(ビ)
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