政府は使い捨てプラスチックを減らすためにさまざまな方策を打ち出してきたが、今のところ大きな成果はなく、使用されているのを目にする。
その中で、国鉄が数日前に「国中の全ての駅で粘土のカップを使用する」という計画を明らかにした。実は国鉄は、過去にも同じ試みに取り組んだが成功していない。粘土のカップはコストが高い上に輸送の面でもハードルが高い。プラスチック製なら100個のカップでも手で楽に運べるが、粘土製となると車内に積み込むにも骨が折れる。
民間からもアイデアは生まれている。インド人の多くはチャイを飲むときにビスケットを食べる。そこで南インドのマドゥライという街のチャイ屋では、ビスケットで作ったカップを使っているそうだ。飲んだ後に食べてしまえば何も残らない。これぞ斬新なプラスチック削減方法ではないだろうか。(虎)
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