破産手続き中のインドの民間航空会社ジェット・エアウェイズは、来年夏までにフルサービスの航空会社として運航を再開する方向で検討している。ビジネス・スタンダード(電子版)が12月1日に伝えた。
ジェット・エアウェイズの破産処理をめぐっては、債権者委員会(COC)が10月に英金融サービス企業のカルロック・キャピタルとアラブ首長国連邦(UAE)の実業家ムラリ・ラル・ジャラン氏が共同で提出した再建案を正式に承認した。現在は、国家会社法法廷(NCLT)の承認を待っている段階だ。同社は今年4月から運航を停止している。
ジェット・エアウェイズは、国内線と国際線の双方の運航再開を目指しているもよう。国際線では、首都ニューデリーや西部ムンバイ、南部ベンガルール(バンガロール)と欧州や西アジアの主要都市を結ぶ路線の運航を検討しているとみられる。関係者によると、既に発着枠の復活など再開に必要な要件について政府と協議を開始しているという。
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