中国人民銀行(中央銀行)は25日、香港金融管理局(HKMA)との間で通貨交換(スワップ)協定を5年間延長したと発表した。
引出限度額はHKMAが5,000億元(約7兆9,400億円)、人民銀が同規模に相当する5,900億HKドル。従来の4,000億元、4,700億HKドルから拡大した。期間満了後も双方が合意すればさらに延長できる。
通貨スワップ協定は、通貨危機の際に互いの通貨を一定のレートで融通し合う仕組み。人民銀とHKMAは前回、2017年に3年満期で協定を延長していた。
人民銀は香港との通貨スワップについて「中国本土と香港、さらには地域の金融安定に貢献し、本土と香港の間の貿易および投資の利便性を高め、香港のオフショア人民元市場の発展を推進する」と説明している。
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