韓国重電大手の斗山重工業や済州特別自治道、韓国中部発電、韓国ガス公社など韓国の10社・機関が25日、同道での「グリーン水素生産・貯蔵・活用の実証事業」推進に向け、事業を主導する済州エネルギー公社と協定を締結した。
斗山重工業らは今後、風力発電を活用した水素の生産から貯蔵、輸送まで、化石燃料を使わない「グリーン水素」の全プロセスの技術開発と実証実験に取り組む。韓国では初の試みとなる。
同事業は2022年末まで、済州エネルギー公社が済州島に保有する風力発電団地で行う計画だ。総事業費は約200億ウォン(約19億円)。生産した水素は同道に導入予定の水素バスの燃料に用いられる。
斗山重工業は水素の生産から圧縮・貯蔵など水素プラント全体の設計と管理を担当し、エネルギー管理システム(EMS)も開発する。同社は新事業として環境配慮型のエネルギー事業に力を入れている。
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