フランスの市場調査大手イプソスがこのほど発表した調査結果によると、新型コロナウイルス感染症を懸念するとの回答がマレーシアは77%と、世界で最も高いことが分かった。感染拡大が深刻な欧米諸国を上回った。
調査は世界28カ国で毎月実施している。マレーシアは500人から回答を得た。10月20日の調査では、新型コロナを懸念するマレーシア人の割合は77%で、世界平均の44%を大きく上回った。2位はイギリス(61%)、3位はスペイン(60%)、4位は韓国(58%)、5位は日本(54%)、6位はインド(53%)、7位はオーストラリア(52%)、8位は米国(46%)だった。
マレーシアの新型コロナへの懸念は、4月に85%、7月に57%、10月に77%と、実際の感染状況にほぼ沿って変動している。
自国の新型コロナへの対応の是非については、9月以降の感染再拡大を背景として、間違った方向に進んでいると感じる人が、9月の33%から10月は40%に上昇。正しい方向とする人は、67%から60%に低下した。
失業への懸念は、4月に43%、7月に51%、10月は48%と高い水準が続いている。
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