マレーシア公共事業省は、建設会社に対し、外国人作業員への2週間に1度の新型コロナウイルス感染症のスワブ検査(鼻腔からの検体検査)を義務付けることを検討している。建設現場や寮での外国人労働者の集団感染が増えているためで、来週までに公聴会を開き、関係者の意見を聞いた上で決定する考えだ。19日付ニュー・ストレーツ・タイムズが伝えた。
ファディラ・ユソフ公共事業相が「シンガポールに倣い、(建設業に従事する)外国人労働者に2週間に1度のスワブ検査を義務付けることを検討している」と明らかにした。決定する前には、住宅・地方政府省とともに、業界団体や関係者を集めた公聴会をオンライン形式で開く意向だ。
同相は検査費用が建設会社の負担になることについては、「建設現場や寮で陽性患者が見つかり、現場などが封鎖されれば、損失はより大きくなる」と指摘。また、実施に当たって社会保障機構(SOCSO)が検査費用の一部を負担するよう、人的資源省と協議する考えも示した。
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