タイの国営石油PTTは18日、生命科学事業への投資の支援を目的として、孫会社のインノビック(アジア)を設立すると発表した。
タイ証券取引所(SET)への報告によると、タイ政府が産業高度化政策「タイランド4.0」で定める重点産業「Sカーブ産業」への投資を推進する「新Sカーブ戦略」に基づき、PTTとグループ企業が将来的に実施する医薬品、栄養、医療機器といった生命科学事業への投資の支援を目的にインノビック(アジア)を設立する。当初の登録資本金は3億バーツ(約10億2,600万円)で、PTTの完全子会社PTTグローバル・マネジメントが全額出資する。
PTTはまた、傘下の発電事業会社グローバル・パワー・シナジー(GPSC)の全額出資子会社グローバル・リニューアブル・パワーの株式50%をPTTグローバル・マネジメントを通じて取得する。取得額は6億9,300万バーツで、株式譲渡は来年3月末までに完了する見通し。グローバル・リニューアブル・パワーは、中部ロッブリ県など4県で計9基の太陽光発電所を開発している。
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