フィリピンの民放最大手ABS―CBNは22日、マニラ首都圏で運営する子ども向け職業体験型テーマパーク「キッザニア」を8月31日で閉鎖すると発表した。新型コロナウイルスの影響で営業を停止しているが、営業を再開しても集客が難しいと判断した。
従業員には、法律に基づいて解雇補償を支払うほか、転職などを支援する。新型コロナ対策で実施された外出・移動制限措置に従い営業を一時停止しているが、今後もソーシャルディスタンス(社会的距離)など衛生基準を順守する必要があり、人が集まる形態の事業は継続しても集客を見込むことが難しいと説明した。
キッザニアはメキシコ発で、2015年に「キッザニア・マニラ」を開業した。タギッグ市のボニファシオ・グローバル・シティー(BGC)に立地し、敷地面積は約8,000平方メートル。約70の職業体験ができる。ABS―CBNなどが、同社子会社プレイ・イノベーションズを通じて運営している。
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