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豪、海外留学生へのビザ支給条件を緩和

オーストラリア連邦政府は、新型コロナウイルスの流行によって国境が封鎖され、入国できない海外留学生へオンライン授業を対象とした学生ビザの支給を開始することが分かった。また授業が中断され、ビザの延長が必要な海外留学生に対しては延長申請料の620豪ドル(約4万6,700円)も免除する。入国できない海外留学生らが、他国へ留学先を変えることを防ぐことが目的だ。シドニー・モーニング・ヘラルドなどが伝えた。

国外でオンライン授業を受けることで学生ビザが支給される海外留学生らは、学士または修士課程を修了した場合、その後2年間の就労ビザの取得も可能となる。

政府は、検疫を受けホテルで2週間の自主隔離を受けることを条件に海外留学生らの入国を許可する計画だったが、ビクトリア州で新型コロナ流行の第2波が発生したことにより、学生ビザ規制の緩和に踏み切った。

オーストラリアの教育産業の輸出額は、2018/19年度(18年7月~19年6月)に377億豪ドルと過去最高を記録しており、国内大学の研究費や研究員の賃金の多くを賄っている。

テハン教育相は、オンライン授業を対象とした学生ビザの支給は「海外留学生にとっては朗報だ。新型コロナの抑制が成功し、州境も開放されれば海外留学生を対象とした国境開放も可能になる」と述べた。

国内の名門8大学で構成する「グループ・オブ・エイト(Go8)」は政府の決断を歓迎。Go8の最高責任者のトムソン氏は、新型コロナの流行でオーストラリアの留学業界は他国との競争激化に直面すると指摘し、「国境がいつ開放されるか不透明な中、入国できない海外留学生への学生ビザの支給や延長はオーストラリアに留学予定の留学生を引き留める効果がある」と述べた。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: サービスマクロ・統計・その他経済社会・事件

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