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参天製薬、地場新興企業プラノに出資

参天製薬は、シンガポールの新興企業プラノ(plano)と出資を含む戦略的提携を結んだ。アジア地域で近視の予防・抑制に関する取り組みを進めるのが狙い。出資額や出資比率は明らかにしていない。

プラノは2017年設立。シンガポール眼科研究所(SERI)が新興企業を支援する「眼科技術インキュベーター プログラム」制度から独立した初の新興企業で、眼科分野のヘルステック(医療とITを活用したサービス)事業を手掛ける。

参天製薬は、プラノへの出資を通じ、シンガポールを含む域内で日常生活上の近視予防・抑制に対する意識向上を支援する活動を展開する。近視の治療に関する課題解決や患者の生活の質の向上にも力を入れる。

プラノは参天製薬から調達した資金を元に、ビッグデータ解析や人工知能(AI)に関する技術を強化。国際展開を推進する。

プラノの主要製品・サービスには、子どもの近視を防ぐアプリ「プラノ・アプリ」やオンライン検眼予約システム「プラノ・アイチェック」がある。プラノ・アプリは携帯端末と目の間の距離を確認したり、液晶画面の光を調整したりするもので、25万世帯以上に利用されている。

今後は、保護者や子ども向けの新アプリでインターフェースや機能を改善するほか、AIを活用して子どもの近視の発症、進行、症状安定化を予測する機能を追加する。AIを使った同様の機能は世界初という。

アジアでは近視の治療や屈折矯正に年間3,280億米ドル(約35兆2,600億円)、シンガポールだけでも同7億5,500万米ドルが費やされているとの試算が出ている。

参天製薬は近視の急速な拡大を社会課題として、幅広い疾患領域をカバーする製品・ソリューションを提供。SERIとは14年から眼科治療薬開発に向けた共同研究を進めている。


関連国・地域: シンガポール日本
関連業種: 医療・医薬品IT・通信

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