上半期の新規企業7.3％減、雇用は２割減

ベトナム統計総局（ＧＳＯ）は29日、2020年上半期（１～６月）の新規設立企業数が前年同期比7.3％減の６万2,048社だったと発表した。雇用創出は２割以上減少し、新型コロナウイルス感染症の影響が色濃く出た。

新設企業の雇用者数は21.8％減の50万7,223人だった。登録資本金は、総額が19.0％減の697兆890億ドン（301億2,700万米ドル、約３兆2,300億円）、１社当たりの平均が12.5％減の110億ドンとなった。

事業を一時停止した企業は38.2％増の２万9,169社で、再開した企業（16.4％増の２万5,157社）の伸び率を上回った。解散手続きを完了したのは5.0％減の7,433社だった。

新設企業を分野別に見ると、農林水産業が14.1％増の1,095社、工業・建設業が1.8％減の１万7,883社、サービス業が9.9％減の４万3,070社。雇用者数は、それぞれ2.6倍の１万9,875人、31.2％減の25万6,012人、14.1％減の23万1,336人で、製造・加工業や建設業など工業・建設業の落ち込みが目立った。

６月は、新規設立が前年同月比5.9％増の１万3,725社と増えたが、雇用者数は10.5％減の10万47人に減った。登録資本金は、総額が26.9％減の139兆1,460億ドン、１社当たり平均が31.0％減の100億ドンとなった。