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入国制限で日系の事業に支障

見通し立たず、統括拠点に疑義も

シンガポールが新型コロナウイルスの感染対策として実施している入国制限が、現地の日系企業の事業活動に支障をきたしていることが、シンガポール日本商工会議所(JCCI)と日本貿易振興機構(ジェトロ)シンガポール事務所が実施した調査で明らかになった。シンガポールは中国との出入国制限を一部緩和したが、日本との渡航が再開する見通しは立っていない。厳しい状況を前に、統括拠点としてのシンガポールの意義を問う声も出始めている。