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5月のCPI3.44%低下、過去11年で最低

タイ商務省は4日、2020年5月の消費者物価指数(CPI、422品目、15年=100、速報値)が99.76となり、前年同月比3.44%低下したと発表した。3カ月連続のマイナスで、過去10年10カ月で最低となった。価格の変動幅が大きい生鮮食品とエネルギーを除いた、コアCPIは0.01%上昇した。

商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)は、5月のCPIが低下した原因について、◇国際石油価格の下落◇果物・野菜の価格の急落◇タイ政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い消費者支援として実施した電気・水道料金の引き下げや日用消費財の値下げ――の3点を挙げた。

食品・飲料部門は前年同月比0.01%低下した。米・粉製品が6.03%上昇した一方で、果物・野菜は供給過剰と需要縮小により8.80%低下し、過去3年間で最低となった。

非食品部門は5.42%低下。運輸・通信は石油製品の小売価格の下落により9.15%低下した。1~5月のCPIは前年同期比2.99%低下。コアCPIは0.41%上昇した。

TPSOのピムチャノック事務局長は、同日の記者会見で、CPIが3カ月連続でマイナスとなったことに言及し、「タイはデフレに陥ったと言える」と述べた。ただ、石油製品や青果の価格、電気・水道料金といった一部が大きく落ち込んでいるだけで、価格が上昇している品目の方が多いと指摘。コアCPIは0.01%上昇していることから、CPIの低下は依然として許容範囲との見方を示した。

ピムチャノック氏は、「20年通年のCPIがマイナスになることは間違いない」とし、通年の見通しをマイナス1.0~マイナス0.2%に据え置くとコメント。「6月のCPIも引き続き注視していくが、5月が最低水準となるだろう」との見方を示した。


関連国・地域: タイ
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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