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豪1Q経常収支が記録的黒字、不景気回避か

オーストラリアの2020年第1四半期(1~3月)の経常収支(季節調整値)が、83億9,500万豪ドル(約6,139億円)の黒字と記録的な水準となった。市場予測の61億豪ドルを大幅に上回り、4期連続での黒字を達成した。輸入が大きく落ち込んだため貿易収支が拡大したことが背景にあり、きょう発表される同期の国内総生産(GDP)成長率に0.5ポイント貢献する見込み。オーストラリアは不景気入りを回避できるとの見方も出ている。

経常収支は、国全体での海外とのモノやサービスの取引状況を示すもの。

2日の豪政府統計局(ABS)の発表によれば、物品・サービス輸出額と輸入額の差を示す第1四半期の貿易収支は、前期比42%増の191億8,800万豪ドルの黒字となった。

実質ベースでは、輸出額が前期比0.6%減と若干減少したのに対し、輸入額は4%と大きく落ち込んだ。新型コロナウイルス感染症の影響で、2月に中国のサプライチェーンが機能不全となったことが要因で、輸入量が大きく減少した。

所得収支は106億1,200万豪ドルの赤字で、赤字額は前期から7%縮小した。

RBCキャピタルのエコノミスト、スーリン氏は「2四半期連続でGDPがマイナス成長になる自律的景気後退(リセッション)を回避できる可能性もある」と指摘している。

きょう発表される第1四半期のGDPは、0.2~0.3%のマイナス成長になると予測されている。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストは「日本や中国など重要な貿易相手国が新型コロナの感染拡大を抑制していることから、輸出業界は堅調だろう」とした。

■景気指標は予測上回る

ABSが2日に発表した景気指標(Business Indicator)によれば、同期の企業利益指標は前期比1.1%上昇となり、市場予測の0.5%上昇を上回った。賃金・給与は横ばいだった。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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