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3大銀行の1Q決算、最大手のみ増収増益

マレーシアの商業銀行大手3行が発表した2020年第1四半期(1~3月)決算は、最大手マラヤン・バンキング(メイバンク)が増収増益となった一方、残る2行は減収減益となった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による影響の差が明暗を分けた。

メイバンクは、売上高に相当する経常収益が前年同期比1.9%増の132億2,378万リンギ(約3,270億円)、純利益が13.3%増の20億4,965万リンギだった。パブリック銀行は経常収益が0.9%減の55億1,518万リンギ、純利益が5.7%減の13億2,908万リンギ。CIMBグループは経常収益が0.6%減の41億4,303万リンギ、純利益が57.4%減の5億793万リンギだった。

パブリック銀は声明で、新型コロナのパンデミックのほか、原油価格の下落、マレーシア中銀の利下げによる純金利収入の減少などが第1四半期の収益を圧迫したと説明。CIMBは、外国為替保証金取引などの非金利収入の減少を減収減益の要因に挙げた。

地元各紙によると、メイバンクは、新型コロナの感染拡大の影響が第1四半期には最後の2週間だけにとどまったため、大きな打撃はなかったとコメント。ただ、今後の見通しについては、活動制限令の延長や政策金利となる翌日物政策金利(OPR)の相次ぐ切り下げなどが業績を直撃すると予想した。

メイバンクは、今後も国内経済の低迷は継続し、不良債権が増大することに懸念を示している。アブドゥル・ファリド・アリアス頭取兼最高経営責任者(CEO)は「今年の見通しは極めて不透明。新型コロナの感染状況によって経済政策なども左右される可能性が大きい」と述べ、第2四半期(4~6月)以降の業績については慎重な姿勢を示した。

既に不良債権は増大傾向にあることから、メイバンクは第1四半期に引当金を前年同期から59.2%増の9億6,170万リンギに引き上げている。


関連国・地域: マレーシア
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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