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連邦政府格付け見通し、S&Pがネガティブに

オーストラリア連邦政府が誇る最高格付けAAA(トリプルA)について、大手格付け会社の米S&Pグローバル・レーティングはこのほど、格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。S&Pはほかにも、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州の両政府のトリプルA格付け、国内4大銀行の社債格付けについても、見通しを「ネガティブ」に引き下げた。地元各紙が報じた。

格付け見通しが「ネガティブ」になった場合、向こう2年間に格付けが引き下げられる確率が、30%以上に上昇したことを意味する。仮に向こう数カ月以内に連邦政府の格付けが引き下げられた場合、州政府や民間の金融機関の格付けも軒並み引き下げられると予想されている。

S&Pが連邦政府の格付け見通しを引き下げた背景には、政府が新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う景気刺激策に2,000億豪ドル(約13兆6,880億円)以上を投じる上、景気悪化で税収が今後、落ち込むとの見通しがある。政府財政の赤字額は来年度に1,000億豪ドルを超え、政府の負債も向こう数年以内に1兆豪ドル近くに達する見込みだ。

S&Pのウォーカー政府負債アナリストは連邦政府の格付けの見通しを引き下げた理由として、「トリプルAを維持するための余地が大幅に悪化したため」と説明。オーストラリアでは世帯負債率が高いことから、政府のバランスシートの改善が予想以上に遅れる可能性があるとし、「格付けが引き下げられるかどうかは、新型コロナウイルスによる打撃が現在予想されている以上に深刻、もしくは長引くかどうかにかかっている」としている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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