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豪住宅価格、新型コロナで最大20%下落か

オーストラリア各都市の住宅価格は、新型コロナウイルス感染症の拡大を巡る経済不安の影響で、向こう12カ月で最大20%下落する可能性がある――。アナリストらの間では、控えめに見積もっても5~10%下落するとの見方が多いようだ。2日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)などが報じた。

調査会社コアロジックの最新調査によれば、3月は全国的に住宅価格は上昇したが、オークションの禁止などを含む社会的距離規制が厳格化された中旬から下落し始めたという。シドニーの3月の住宅価格は、2月の前月比1.7%上昇に続き1.1%上昇したほか、ホバート以外の各都市で上昇した。コアロジックのロウレス氏は、「3月16日辺りから月末にかけて、上昇幅はほぼ半減した。今後は、消費者信頼感の低下や失業率上昇を背景に販売件数も大きく減少するだろう」としている。

AMPキャピタルのチーフエコノミスト、オリバー氏は、「今後は急降下を始めるだろう」とし、全国的に今年の住宅価格は最低でも5%、最大で20%下落する可能性を指摘。同氏は「今年は供給が大きく減ることや、住宅ローン返済の優遇策、政府の給与補助などが下げ幅をある程度抑制するとみられる」と付け加えた。JPモルガンのチーフエコノミスト、オード氏は、住宅価格は10%下落し、昨年下半期から年初にかけての大幅な増加分がほぼ失われると予想している。

英金融大手HSBCのチーフエコノミストのブロックサム氏は、現在の国内・世界経済環境では住宅市場の見通しを予想することは「ほぼ無理」としながら、移民流入が停止したことが住宅需要に大きく響くとの見方を示している。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 建設・不動産マクロ・統計・その他経済社会・事件

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