自宅でも隔離生活は大変な苦痛です――。上海の自宅で隔離生活を送る日本人の友人に連絡をとると、すぐに返事が来た。指定施設はさることながら、自宅でも隔離生活は精神的に大変のよう。生来アクティブな彼女だけに、ご飯が食べられなくて５キロ痩せたという。「ダイエットができたのは唯一の良かったこと」、と自身を奮い立たせていた。
実は彼女、２月初旬に日本から一度上海に戻っていた。だが１週間もしないうちに状況が一変し、日本へ帰国。また３月初旬に上海に戻ることになったものの、ちょうど前日に日本からの帰国者へ一律14日間隔離の通達が出たため、自宅隔離の対象となった。本社の命令に右往左往し、この２カ月は不安定な生活に疲れたという。
隔離が明けたら、上海の魯迅公園に桜を見に行きたい――。彼女から桜の写真が送られてくるのも、もう間もなくだろう。（優）
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