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テイクオフ:女性の切ない歌声で目を…

女性の切ない歌声で目を覚ました。まぶしい光が差し込むカーテンを開けると、オレンジの地平線が眼前に広がる。タイとの国境にある、カンボジアの町ポイペト。早朝にも関わらず、どこかにある拡声器から大音量の歌声が響き渡っていた。

中国やベトナム、タイの民謡を掛け合わせたような、穏やかなリズム。なのに明るさはなく、しっとりと心に染み込んでくる。

「カンボジア人は、大音量の音楽を聴くと安心するんだよ」。ふと、現地の知人が言っていたことを思い出した。ポル・ポト政権時、人々は虐殺を恐れて、息を潜めて生きてきた。「だから、大音量で音を聞くと、生きていることを実感できるのだ」と。

ポイペトも、内戦時の激戦地となり、山々にはいまだ多くの地雷が埋まっている。地平線を彩る歌声は、生の喜びを、悲しみを叫んでいるかのように聞こえた。(志)


関連国・地域: タイカンボジア日本
関連業種: 社会・事件

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