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【19年の10大ニュース】予算成立遅れ、成長の足かせに

2019年のフィリピンは、19年度予算案の成立が遅れたことで経済成長の減速に悩まされた。16年の就任から4年目となり、任期6年の後半を迎えたドゥテルテ大統領は、施政方針演説(SONA)で看板政策であるインフラ整備計画の推進強化を表明したが、公共支出は大幅に減少してプロジェクト実行の足かせになった。一方、日本が支援する鉄道事業が相次いで着工したほか、日本企業も参画する国内初の液化天然ガス(LNG)の受入基地計画が前進。マニラ首都圏の北部と南部に建設する新空港計画も具体化するなど、20年の経済成長につながる1年でもあった。