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豪政府の予算黒字化に暗雲、賃金上昇停滞で

オーストラリア連邦政府の予算黒字化計画が、賃金上昇率の停滞などの影響により打撃を受けそうだ。デロイト・アクセス・エコノミクス(DAE)によると、ほかにも高齢者介護業界や干ばつ対策への拠出増により、2019/20年度(19年6月~20年7月)の黒字額は、政府の予測より少ない53億豪ドル(約3,926億円)にとどまる可能性があるという。2日付地元各紙が伝えた。

財務省の計画では、19/20年度の予算は、71億豪ドルと07/08年度以来の黒字となる計画で、その後も20/21年度は110億豪ドル、その翌年度は178億豪ドルと拡大する見通し。

ただ、DAEは20/21年度は84億豪ドルにとどまると予測。賃金の伸び悩みや減税による影響を考慮し、所得税からの歳入予測を30億豪ドル下方修正した。

DAEのパートナー、リチャードソン氏は、「過去数年間の歳入は中国経済やブラジルでの鉱山ダム決壊事故による鉄鉱石価格の上昇など、国際的要因が寄与し好調だったが、今は勢いを失っている」としている。

■政府の景気刺激策は十分

一方DAEは、オーストラリア連邦準備銀(RBA)やエコノミストが、政府による景気刺激策は不十分だと主張していることについて、誤った見識だと指摘。政府による拠出額は、既に10年ぶりの高水準だとしている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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