つまみ食い成功――。顧客が頼んだ食べ物の一部をつまみ食いし、その証拠写真を自慢げにSNSにアップした出前の配達員に非難が集中している。
驚くべきことは、「つまみ食いランキング」というものまで共有されている点だ。汁物は「上」、骨なしチキンは「下」など、食べ物をつまみ食いのしやすさごとにレベル別けしているというのだ。ある配達院は保温ポットを持ち歩き、集めた食べ物を帰宅後に食べる写真をアップした。
業者は未開封かどうかを確認できる「安全シール」を貼るという対策を打ち出したが、シールを有料化する業者が現れ、消費者の非難を買っている。
韓国のデリバリー業界の売上高は20兆ウォンに上るが、急成長の裏で配達員のモラル低下や企業の責任感のなさが影を落とす。被害の拡大を防ぐ、根本的な対策が必要だ。(智)
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