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テイクオフ:友人宅で見かけた食卓の…

友人宅で見かけた食卓の光景に懐かしさを覚えた。父親が手を使って食事している。ごちそうは魚にコメとシンプルだ。小さいころ、手を使って食べる方法を叔母が教えてくれた。

手で食べる文化はタガログ語で「カマヤン」といわれる。地方を中心に日常的な光景であるし、近しい関係を築きたい時や絆を固くする際にも活用することがある。お金持ちにはそんな習慣などないのかもしれないが、大半の国民が知っている、他人との距離を縮める手段の一つでもある。

同じアジア圏で「手食」を思いつくのは、マレーシアのマレー系住民やインド人か。手で食べる習慣のない外国人から見れば、少し異様に映るかもしれない。試してみると、最初はうまくつかめない。互いの文化をリスペクトしよう――と言いたいところだが、フォークやスプーンを使うことの方が板に付いた自分がいる。(D)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

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