香港で社会的な混乱が続く中、銀行業界はセキュリティー強化のほか、行員に在宅勤務を認めたり、電子メールによる最新情報を発信したりして対応している。14日付サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。
以前は週末が中心だった抗議活動は平日にも同時多発的に起きるようになっている。英HSBCや英スタンダード・チャータード銀行は、必要に応じて行員の在宅勤務を容認。一方で両行は、全支店が通常通り営業しているとも説明している。
米ゴールドマン・サックスは行員に交通網やデモの最新情報を知らせている。仏ソシエテ・ジェネラルも交通状況を通知し、必要があれば在宅勤務を認めるなどして対応しているという。
中銀香港も8日、複数の支店や現金自動預払機(ATM)がデモ参加者により破壊されたことを受けて「緊急時対応策を始動した」と声明を出した。
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