韓国サムスン電子のベトナム事業4社の今年上半期(1~6月)の税引き後利益(純利益)は、前年同期から40%減少した。総売上高は318億米ドル(約3兆4,300億円)で5億米ドル増加した。ベトナム・ニュース(VNS)電子版がこのほど伝えた。
純利益は前年同期の32億米ドルから19億ドルに減少。うち、北部バクニン省のサムスン電子ベトナム(SEV)が減益分の半分余りを占め、サムスン・ディスプレー・ベトナム(SDV)の営業損益は3,000万米ドルの赤字に転じた。
2社の売上高が合わせて25億米ドル減った一方、サムスン電子ベトナム・タイグエン(SEVT)の第2四半期(4~6月)の売上高は過去最高の78億米ドルを記録し、総売上高の増加に寄与した。SEVTはサムスンの主要なスマートフォンの製造工場の一つ。
ただ、不振だったSDVがサムスンだけでなく、米アップル・スマホのディスプレーを製造していることから、両社の新機種発売に伴い、下半期(7~12月)の業績は回復するとみられている。なお4社中、残りのサムスンCEコンプレックス(SEHC、ホーチミン市)は、家庭用家電の製造拠点。
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