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電動バイクの新興Eトラン、限定車を発表

電動バイク製造のスタートアップ、Eトラン(タイランド)は9日、限定モデルの電動バイク「Eトラン・クラフ」を発表した。同日から予約を開始し、2020年第1四半期(1~3月)に納車する予定。同社は環境に配慮した電動バイクの製造を事業方針に掲げており、海洋プラスチックごみなどをリサイクルする技術開発も進めている。

Eトラン・クラフは、2.88キロワット時(kWh)のリチウムイオン電池や出力7kWのインホイールモーターを搭載。最大トルクは150ニュートンメートル(Nm)、航続距離は180キロメートルとなる。充電プラグはタイを含む東南アジアや欧州で標準化された「タイプ2」もしくはAC(交流)充電器を選べる。それぞれ1~2時間、3~4時間でフル充電できる。

販売価格は15万バーツ(約52万3,500円)で、300台の限定生産となる。カラーは7色。販売ターゲットは、35歳以上の高所得者だという。

Eトラン・クラフのユーザーは、専用アプリに接続すれば、最寄りの充電スタンドの場所や電池の残量、走行距離を知ることができるほか、24時間体制のアフターサービスの利用も可能。生産については、自動車部品・金型製造のタイのチョークナムチャイ・グループ(CNCグループ)の子会社、アルミニウム製ボートなどを製造するサクンCイノベーションが、パートナーとなる。Eトラン・クラフの主要部品には炭素繊維を使い、強度と軽さを追及したという。

Eトランは現在、タイ国営石油PTTと充電スタンドの設置エリアの拡大に向けた協議を行っている。向こう6カ月以内に100カ所の充電スタンドを設けたい考え。

Eトランのソラヌン最高経営責任者(CEO)兼創業者は記者団に対して、来年発売予定の電動バイク「Eトラン・プロム」の量産に使う、持続可能なプラスチックをPTTと開発していることを明らかにした。詳細は非公表としたが、海洋プラスチックごみをリサイクルする技術開発を進めている。一部のバイクの部品は、故障した際に修理ができずに大量のプラスチックごみの排出につながるため、バイクの生産により廃棄物が増えることを懸念しているという。その上で、ソラヌン氏は「持続可能性がEトランのビジネスモデルの核になっている」と強調した。

Eトランは、17年にEトラン・プロムを発表。10年以内に20万台の電動バイクの販売を目指している。またインドネシアやベトナムへの進出も検討しているという。

Eトランが発表した「ネオカフェレーサー」スタイルの電動バイク「Eトラン・クラフ」は、300台の限定販売となる=9日、タイ・バンコク(NNA撮影)

Eトランが発表した「ネオカフェレーサー」スタイルの電動バイク「Eトラン・クラフ」は、300台の限定販売となる=9日、タイ・バンコク(NNA撮影)


関連国・地域: タイ
関連業種: 自動車・二輪車化学マクロ・統計・その他経済

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