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10億豪$の水インフラ計画、実現進まず

オーストラリアの与党保守連合(自由党・国民党)は、2013年の政権交代以降、10億豪ドル(約709億円)近くを水資源インフラに費やすと公約してきたものの、今政権のうちに大規模なダム建設が実現する見通しはなさそうだ。大型のダム建設プロジェクトはいずれもまだ実現可能性調査や計画段階にあり、次の総選挙までに工事が始まるかどうかさえ分からない。26日付オーストラリアンが伝えた。

計画の遅れの背景には、環境面での懸念や技術的な問題のほか、憲法上で水を所有しダムを管轄する各州政府との資金面での紛争がある。

政府はこれまで、さまざまな水インフラ関連プロジェクトに総額9億9,300万豪ドルを拠出する方針を示しているが、水利相とインフラ相を兼任するマコーマック副首相によれば、2013年以降に完成したのは7つの小規模プロジェクト、総額1億600万豪ドルにとどまっている。規模が3億豪ドルを超える特に大きい4つのプロジェクトは、いずれも行き詰まって着工にこぎつけていない。

クイーンズランド州選出の連邦下院議員、ボブ・カッター氏は、州政府はエンジニアリング、環境、金融コンサルタントによるリポート作成といった検討作業ばかりに大金を費やし、実際に建設する決断をしないでいると批判している。

マコーマック副首相は、「交渉には時間がかかるが、プロジェクトが今後迅速化するよう、各州の担当相と協力していく」と述べた。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 建設・不動産電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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