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豪が印に石炭売り込み、中国の需要低下で

オーストラリア連邦政府は、中国との関係悪化に伴い同国のオーストラリア産の石炭に対する需要が低下していることから、インドの電力市場を新たなターゲットにする考えだ。23日付シドニー・モーニング・ヘラルドが伝えた。

火力発電用に使用される一般炭を売り込むため、キャナバン資源相はきょう26日から3日間の日程でインドを訪問する。

オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は、米中の貿易紛争がオーストラリア経済にとってリスクになる可能性を指摘している。キャナバン資源相は、貿易紛争の影響を最小限にとどめるために「我が国の市場を多角化するためのあらゆる努力が必要だ」と述べている。

産業・イノベーション・科学省傘下の予測機関、オフィス・オブ・ザ・チーフエコノミスト(OCE)の最新の報告書によれば、インド向けの石炭輸出が中国向けの輸出に匹敵する規模になれば、輸出額は34億豪ドル(約2,447億円)に上り、4,000人の雇用につながるとされている。

OCEは、インドの経済成長と人口増加が将来的なエネルギー需要を促進するとし、オーストラリアはこれに備えるべきだと指摘している。OCEによれば、インド国内の石炭生産量は消費量を大幅に下回っている。同国では2000年以降に5億人以上が自宅で電気を利用できるようになったが、オーストラリアの人口の約7倍に相当する1億6,800万人はまだ電気がない生活を送っている。

同報告書では一方で、インドのエネルギー需要の予想を下回る伸びと国内の石炭生産量の急増、予想よりも早い再生可能エネルギーの導入などにより、同国の石炭輸入が減少するシナリオも想定できるとしている。


関連国・地域: 中国オーストラリアインド
関連業種: 天然資源電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済雇用・労務政治

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