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テイクオフ:フィリピン人海外出稼ぎ…

フィリピン人海外出稼ぎ労働者(OFW)は、映画産業でも存在感が大きいようだ。今月開催された映画祭では、サウジアラビアで就職を目指すシングルマザーの助産師の物語が話題となった。

長年続いたマルコス独裁政権下で労働力輸出が国策として始まり、現在まで多くの映画作品でOFWの姿が描かれてきた。米国や欧州で差別や偏見に耐えながら、家族のために仕送りを続ける。故郷の家族と離れ、ホームシックになり、同年代の異性と恋に落ちる――。ドラマ的要素は事欠かない。観客は、苦悩や葛藤を抱えながら必死に生き抜く主人公に、家族や友人の姿を重ねるのだろう。

映画館への客足が伸びるのは良いことだ。とはいえ、映画に出てくるOFWは見ていて辛い。家族愛や自己犠牲の精神が、必要以上に美化されているようにも感じる。(西)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

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