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工作機械の展示会が開幕、日本の中小24社も

ベトナム国内最大級の工作機械の展示会「MTAベトナム2019」が2日、ホーチミン市で開幕した。日本貿易振興機構(ジェトロ)がジャパン・パビリオンを設置し、日本の中小企業24社が出展した。MTAは今年で17回目の開催で、ジャパン・パビリオンの設置は13年連続。

今年のMTAベトナムには、世界22カ国・地域から514社が参加。金属切削や金属形成、工具・工作物保持具、測定機器、産業用機械・部品などが展示された。ジャパン・パビリオンには日本の中小企業24社が出展し、うち8社はMTA初参加となった。参加企業はベトナムへの進出や輸出を狙う中小企業から選ばれ、ジェトロがプロモーションの支援なども手掛ける。昨年はMTAを契機に17社(前年比5社増)が合計で約4,700万円相当(同2.8倍)の成約に成功した。

工作機械の展示会「MTAベトナム2019」のジャパンパビリオンには、日本の中小企業24社が出展している=2日、ホーチミン市

工作機械の展示会「MTAベトナム2019」のジャパンパビリオンには、日本の中小企業24社が出展している=2日、ホーチミン市

ジェトロ・ホーチミン事務所の比良井慎司所長は、「MTAは実績がある展示会。今年もひとつでも多くの企業が成約につながれば」と期待する。ジェトロが毎年実施している日系企業へのアンケートによると、ベトナムは既出企業の事業および投資拡大の意欲が世界2位と高い。「こうした実績は今後にベトナムへの進出を狙う企業にとっては非常に重要」(比良井所長)と述べた。

電子部品製造業を手掛けるファインネクス(富山県舟橋村)は、6年連続の出展。金型や製造機械の精密部品を出品した。同社は南部ビンズオン省に工場があり、同国で製造・販売を行っているが「ベトナムは、まだ高精密な分野が狭い」(担当者)という。ただ今後、精密加工の市場が拡大する素地はあるとみている。

今年初めての出展となったのは、日油技研工業(埼玉県川越市)。精密機械などの温度を測定する「サーモラベル」を出品した。シールのように貼るだけで簡単に温度を測定でき、流通時の温度管理や電力会社や工場の受変電設備・機械設備の発熱点検などに使用される。同社の営業本部・海外グループの松本恭平氏は「ベトナムは注力すべき市場」と述べ、販路を拡大したい意向だ。

■台湾企業は80社

今年は3つのパビリオンを設置した台湾企業の出展が80社と目立った印象だ。昨年に続き、2度目の出展となった工作機械の製造・販売のTAKISAWA台湾(滝澤鉄工所の台湾法人)は、2~3年ほど前からベトナムでのマーケティング活動を本格化させた。

同社の海外事業部部長は「昨今の中国からの生産移転や日系企業の工場進出などに伴い、ベトナムでの需要が拡大。重要な市場」などと話した。まずは輸出ベースでマーケティングを行い、製造拠点を構えることもあり得る。

同氏によれば、台湾政府系の貿易振興機関、中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)などもベトナム進出を後押ししている。このほか中国は98社、韓国は74社、日本はジャパン・パビリオン以外を含めると39社が出展した。MTAは同市7区のサイゴン展示会議センター(SECC)で5日まで開催される。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 電機マクロ・統計・その他経済

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