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日本ペイントの豪企買収、独立顧問が承認

日本ペイントホールディングスが、オーストラリアの塗料製造・販売大手デュラックス・グループに提示している総額38億豪ドル(約2,835億円)規模の買収案について、独立系投資顧問グラント・サミュエルがこのほど、日本ペイントの提示条件は公平で合理的とする内容の報告書を明らかにした。19日付オーストラリアンが報じた。

日本ペイントは4月に、デュラックスに対して1株当たり9.80豪ドルの完全買収案を提示。デュラックスの役員会は、この買収提示を支持する方針を示していた。

グラントは報告書の中で、日本ペイントが提示した買収額は、デュラックスの評価額である1株8.53~9.93豪ドルの上限に近い額に相当すると指摘。他社からの対抗案がなければ、日本ペイントからの買収案はデュラックスの株主にとって最良の取引になるとの見方を示した。

日本ペイントがデュラックスに買収案を提示した理由としては、日本ペイントが、両社の特許や技術を共有することに関心があるためとの見方が広がっている。日本ペイントはオーストラリア国内で事業を展開していないことから買収によるシナジー効果は大きくないものの、デュラックスがオーストラリア国内ですでに確立した市場ポジションと経営チームを有していることも、日本ペイントにとっては魅力的と考えられている。

デュラックスでは来月31日に、買収提案の受け入れについて、メルボルンで株主による投票が実施される見通しだ。


関連国・地域: オーストラリア日本
関連業種: 化学その他製造

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