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豪掘削業界、需要増の人手不足で賃上げ圧力

オーストラリアの鉱業掘削業界は、鉱山プロジェクトの増加と技術者不足によって、労働者の賃上げ圧力に面している。賃上げ幅は、2010~12年の前鉱業ブームと比較すれば、まだ少ないようだ。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

BHPやピーボディー・エナジー、エボリューション・マイニングなど、資源大手の掘削作業を請け負うミッチェル・サービシズは、過去数週間で鉱業サービス契約の期間延長や範囲拡大を顧客の数社から獲得したと発表した。英資源大手アングロ・アメリカンとの、クイーンズランド州北部グロブナー(Grosvenor)炭鉱とモランバ・ノース炭鉱での契約期間延長もその一つだ。

同社のエルフ最高経営責任者(CEO)は、「既存鉱山、新規鉱山を問わず、拡張を試みる顧客からの(掘削作業に対する)需要は確かに増えた。契約価格の増額幅と比べ、コスト額は全般的に割安だ。一方、(掘削ドリルに使用する)鋼鉄と賃金の上昇圧力が生じている」と語った。

同氏によると、複数の掘削リグを使用する複数年間の契約の場合、増額幅は8~12%で、これと比較すれば鋼鉄と賃金の上昇幅は5%と小さい。また、前鉱業ブームの掘削専門者の年間賃金は20万豪ドル(約1,525万円)で、これに大都市間の航空券が手当として上乗せされるのが一般的だったが、現在このような手当はほぼなくなり、賃金はおよそ16万豪ドルと、前鉱業ブームよりもいまだ20%安だ。

一方、オーストラリア掘削産業協会(ADIA)は、多くの鉱業プロジェクトがまだ実施前である上、資源高値が続けば新規鉱山開発を誘発し、掘削専門者の需要が増えて賃上げ圧力がさらに高まると警告している。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 天然資源雇用・労務

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