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テイクオフ:かつては食人文化もあっ…

かつては食人文化もあったニューギニア島。一部の少数民族は親族の遺体を食すことで追悼の意を表していたといわれている。しかし、村では神経機能が悪化し震えが止まらなくなる伝染病「クールー」が流行、多くの人が脳の細胞を壊され死に至った。後の研究で、狂牛病の原因と同じ感染因子プリオンに汚染された脳を食べたことで感染が広がったと断定された。

……という話を聞いて入ったのは、北ジャカルタの中華火鍋店。運ばれてきた豚の脳。その迫力に息を飲むが、白子のような柔らかな食感が意外と口に合う。

脳料理でいえば、スマトラ島パダンにも牛の脳をカレー風味のスープに入れたグライ・オタックという名物料理がある。豚や鶏がプリオン感染した事例は報告されていないが、牛の脳は特定危険部位にも指定されている。世界一とも賞されるパダン料理は、リスクも世界一かもしれない。(希)


関連国・地域: インドネシア
関連業種: 社会・事件

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